スクウェア・エニックスの10月9日から開始するストリーミングゲームサービス「DIVE IN」に注目です。なぜかといえば、PS3やXBOX360専用ゲームだった美麗なグラフィック演出のファイナルファンタジーシリーズなどが、「DIVE IN」を用いて、AndroidやiOSのスマホやタブレットでプレイできるようになるからです。
DIVE IN
クラウドゲームの魅力
スマホやタブレットのゲームはどう頑張っても、PS3や次世代機にはかないませんでしたが、サーバー側で処理するクラウドゲームシステム「DIVE IN」なら、端末の性能に左右されずに済み、専用ゲーム機と同等のレベルで遊ぶことができます。
クラウドゲームがあれば、専用ゲーム機はいらなくなるのでは?という程に、革命的な可能性を持ち合わせています。スマホやタブレットなら、どこへでも持ち歩くことができますが、専用ゲーム機はそうはいきません。
外出時にスマホやタブレットさえあれば、インターネットでクラウドサーバーにつなぐで、専用ゲーム機でしか遊べなかった大作ゲームを遊ぶことができるのが大変魅力的です。
配信タイトルはスクエニの横綱級ばかり
10月9日からDIVE INで配信するゲームは、「FINAL FANTASY XIII」、「ファイナルファンタジー VIIインターナショナル」、「Season OF Mystery:The Cherry Blossom Murders」となっており、価格も低価格で、1年間利用で1,185円~1,800円程度です。
10月以降も「FINAL FANTASY XIII-2」や「LIGHTNING
RETURNS FINAL FANTASY XIII」、「THE LAST REMNANT」などのタイトルを続々と配信する予定です。
株式市場では2億株近くの大商い
DIVE INは、ブロードメディア社のクラウドゲームシステム「Gクラスタ」を採用しています。ブロードメディアではGクラスタに力を注いでおり、他のゲームメーカとも協議しています。
ブロードメディア社「Gクラスタ」
そのため、株式市場ではブロードメディアの株(4347)が、スクエニとの提携や将来性が見込まれて、9月29日には1億2千万株、9月30日には1億9千万株という破格の出来高を伴った商いになりました。
またG-cluster Globalは9月9日に世界に向けて、フランスに本社を置くゲームロフト(Gameloft)と提携を結んだと発信しています。
G-cluster and Gameloft bring mobile games to the cloud
液晶TVでも可能
スマホやタブレットだけでなく、別売りのG-cluster基本セットがあれば、テレビからでも遊べるようになります。シャープの液晶テレビ「AQUOS」のように、Gクラスタが標準搭載されているものもあります。
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今回のブロードメディアのGクラスタは、無料でルーターを配っていたソフトバンクをなぜか思い出しました。多くのテレビにGクラスタが搭載されればどうなるのだろう?と思うと、ゲーム業界の地図さえ書き換えられるのではないかと思ってしまいます。