米国のAmazonがタブレット機種で7インチモデルと8.9インチモデルの「Kindle Fire HDX」を発表しました。Kindle Fire HDXは前世代のKindle Fire HDと比べて、機能的にもアップしているだけでなく、技術サポートのMaydayという新サービスが新たに追加されています。
アマゾンの新タブレット端末「Kindle Fire HDX」の解像度は、7インチモデルが1920×1200、8.9インチモデルが2560×1600で非常に高精細なディスプレイになっています。プロセッサーの方もSnapDragon 800(2.2GHz/4コア)を搭載し、前世代タブレット「Kindle Fire HD」の3倍の処理速度を持つといいます。そして、Kindle Fire HDXはフロントに720Pのカメラを内蔵し、Kindle Fire HDX 8.9″はさらに本体背面にもカメラが搭載されています。
他には、ストレージが16GB~64GB、バッテリーが約11時間、USB2.0ポートや3.5mmステレオジャック、GPS、加速度計、ジャイロスコープなどの機能があります。
今回のKindle Fire HDXではMaydayボタンが付いています(上の画像の矢印の部分)。タブレットのメニューにあるMaydayボタンを押すと、アマゾンの技術サポートスタッフが画面上に呼ばれて、TV電話のような形で分からないことを応対してくれます。しかもこの機能は24時間無料です。ただこれは米国の話で、日本でもやるのかどうかはわかりません。
価格の方はKindle Fire HDX 7″が$229~、Kindle Fire HDX 8.9″が$379~となっていて、米国ではすでに予約を受け付けています。日本では「Kindle Fire HDX」の発売はアナウンスされていませんが、これ1台でWEB閲覧、SNS、Eメール、ゲーム、アプリ、映画、音楽、電子書籍などが楽しめてこの価格なので、早く発売が決まるといいですね。
ところで外国のIT端末は高機能でしっかりしているのに、どうしてこんなに安くできるのだろうといつも不思議に思ってしまいます。しかしそれは、消費者にとってぜんぜんいいことには違いありません。日本のメーカーはちょっと厳しいかもしれませんが、頑張ってほしいものですね。