米国のニューヨークで日本時間の午前8時から開催されたソニー主催のPlayStation Meeting 2013でついに、PlayStation4のことについて発表がありました。ソーシャル時代を意識した次世代型ゲーム機PS4は、今年の年末にリリースされる予定です。
今回PS4の仕様も公開されましたが、その中で目に付くのはCPUが8コア、メモリも8GBも積んでるということでしょうか?コア数というのは並列作業のようなもので、8コアということは、1度に8つの作業を同時にできるので処理速度が単純に8倍になります。今のPCでも8コアというのはあまりないので、それだけでも新鮮に映ってしまいます。
GPUは1.84TFLOPSで、AMD製のグラフィックエンジンです。TFLOPSはテラフロップスと読みます。1TFLOPSは1秒間に1兆回の実数計算ができます。
メモリはグラフィック用に開発されたAMD製のGDDR5です。しかも8GB。このメモリは転送速度が速いと言われています。CPUがいくら高速に計算できても、データーをとってくるスピードがそれに追いつかないと意味がありません。ですので、データーを取得するスピードが速ければ速いほどいいと言えます。
Bluetoothは2.1バージョンです。Bluetoothはデュアルショック4コントローラーと、ゲーム機をつなぐ役割です。基本的にPS3やWiiのリモコンコントローラーでもこの技術が使われています。
PS4のスペック表
メインプロセッサ | CPU : x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores GPU : 1.84 TFLOPS, AMD next-generation Radeon™ based graphics engine |
メモリ | GDDR5 8GB |
ストレージ | HDD内蔵型 |
光学ドライブ | ブルーレイディスク 6倍速 DVD 8倍速 |
入出力 | Super-Speed USB (USB 3.0)ポート、AUXポート |
通信 | Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX,1000BASE-T) IEEE 802.11 b/g /n Bluetooth 2. 1 |
AV 出力端子 | HDMI,アナログ,光デジタル |
コントローラー | DUALSHOCK 4(2点検出式パッドボタン,USB端子,ヘッドホン/マイク端子,スピーカー) |
カメラ | PlayStation4 Eye |
PS4では何ができるのか?
- ゲームプレイを常時録画していて直前の数分間の動画やスクリーンショットをシェアボタンで共有
- プレイしているゲームをUstreamなどで生中継ができる
- PSVitaでPS4のゲームをプレイできる
- システムアップロードやダウンロード待ち時間の短縮
- iPhoneやiPad、Android系タブレットやスマートフォンとアプリを介して、PS4のゲームと連動
- PS4専用ダウンロードゲーム、ソニーの配信サービスMusicUnlimited、Video Unlimitedなどの利用が可能
- Gaikaiによるクラウドサービスを通じてPS3用ゲームのプレイが可能
- DualShock4コントローラーはタッチパッドやスピーカーを搭載し、バッテリー容量は1000mA
- PlayStation4 Eyeカメラは高感度カメラにより、プレーヤーの顔認識や動作や音源の検出が可能
次はPS4の実際のゲーム動画ですが、グラフィックが劇的に進化していることがよくわかります。
The Witness
Driveclub
inFAMOUS Second Son
Killzone: Shadow Fall
Knack
Deep Down
今回はPS4専用ゲームやDUALSHOCK 4、PlayStation4 Eyeの発表が出ましたが、肝心の本体はまだ未発表です。いずれ明らかになると思いますが、まだ隠しておきたいということなのでしょう。価格も明らかになっていませんが、このスペックを見る限りちょっと高そうな感じがしないわけでもありません。