米国ラスベガスで行われているCES2013で展示されている3Dプリンターの動画などを紹介します。3Dプリンターの話題は最近ちらほら聞くようになっていますが、米国ではもう実機も販売されているようで、やはり発明大国だなあと実感するのであります。
CES2013で展示されていた米国の3DSYSTEMS社製3Dプリンター「Cube」と「Cube X」
「Cube」は、簡単に家で3Dの造形モデルがつくれてしまうプリンターです。使う材料はABS樹脂やプラスチックのようです。それでパソコンとかでモデルを決めると「Cube」がその通りに作ってくれます。価格は1,543ドルです。「Cube X」の方は使える色が増えたり、バスケットボール程度の大きな物体を作れたりする上位機種になります。こちらの価格は3,588ドルから販売されています。
この2機種はインクジェットの技術を使って材料を積み重ねていくようにして造形します。また動画を見ると、スマートフォンで撮影したものを3D化して立体の造形を作るなんてこともできるようです。
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MakerBot社の「Replicator 2X」
こちらもインクジェットタイプのプリンターで、工事現場などでよく見かけるトラフィックコーンを作っています。価格は2,799ドルです。Cubeのときもそうですが、3Dプリンターの価格って思ったほど高くないような気がしますが、たぶん材料がプラスチックだからだと思います。
3Dプリンターが次のイノベーションだと言われることもありますが、球体を作るところなどは結構難しい処理なのではないかと思います。オーダメード的なことが可能になる技術なので、医療や難しい部品作りなどにも役立ちそうです。これからもっと印刷のスピードを速めることができれば、かなり普及するのも間違いないでしょう。