マイクロソフトによると、OSであるウィンドウズ7の消費電力はXPの半分のようです。まだまだウィンドウズXPは現役で使用率も多いと思いますが、どれだけ消費電力を削減できるのかと言えば、
90分間のパソコン使用時の消費電力を、OS、デスクトップ、ノートPCのグループ別に分けてシミュレートした結果、ウィンドウズ7のデスクトップはXPのデスクトップよりも半分の消費電力で済み、さらにノートの場合、デスクトップよりも約6割消費電力を抑えることが出来るという結果になっています。
- Windows XP デスクトップ:103W
- Windows 7 デスクトップ:46W
- Windows XP ノートPC:35W
- Windows 7 ノートPC:15W
さらに最近浸透しつつあるウルトラブックの場合、通常時の消費電力が10W以下という超省エネでもあります。仕事などで、ただエクセルとかの表計算ソフトやメールやネットなどにしかパソコンを使わない場合、ノートやウルトラブックは十分なスペックです。
一日8時間パソコンを使い、電気代を1kwh=24円として計算した場合、1ヶ月の電気代の式は
(消費電力(W)×8hours×30days÷1000W)×24円
となります。この式を用いて、各パソコンの消費電力を計算すると、
- Windows XP デスクトップ:約593円
- Windows 7 デスクトップ:約265円
- Windows XP ノートPC:約202円
- Windows 7 ノートPC:約86円
- ウルトラブック:約58円(10Wで計算)
となります。あくまでも通常使用の時の目安であり、画像処理用などに構成されたデスクトップパソコンなどは、もっと電力を使うので上記には当てはまらないと思います。
パソコンのアプリで出来る節電対策
その他パソコンで出来る節電対策は、短時間パソコンから離れるときはスリープで落として、長時間の場合は完全に電源を落とすという方法が一番いいはずです。また、自動的にスリープ状態にしてくれるプログラムを使用するのも、こまめな節電方法でもあります。
パソコンなどの電化製品は、電源のオンオフ時に一番電力の負荷がかかります。電化製品の電源をオフにした時に、製品が故障する場合があるというのはそういう理由からだと思います。ですから小休止のときには、スリープのほうがパソコンのダメージも少なくて済むかもしれません。
Windows PC 自動節電プログラム
マイクロソフト 節電効果シミュレーション:「90分間利用シナリオ」の場合
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